R2第1回北海道の管理河川の川づくりワーキング

令和2年度 第1回 北海道管理河川の川づくりワーキング

 

実施日 令和2年(2020年)9月25日(金) 14:00~16:00
実施方法 帯広建設管理部会議室にて各委員出席の下、対面により開催

令和2年度 第1回 北海道管理河川の川づくりワーキングが、令和2年(2020年)9月25日(金)に開催されました。

今回は、帯広建設管理部から令和2年度の事業全体の方向性、砂防事業、河川事業、河道内樹木伐採などについて説明し、その後、ワーキング委員による意見交換を行いました。

   

※資料や議事内容については、事務局にて一部要約しています。

 

 北海道管理河川の川づくりワーキングのメンバー(今回の参加者は名前の後ろに◎)

     一般財団法人 十勝エコロジーパーク財団  近藤 孝志

     浦幌野鳥倶楽部  武藤 満雄◎

     NPO法人 十勝多自然ネット  河合 将弘◎

     帯広ウチダザリガニ・バスターズ  鏡 坦◎

     帯広川伏古地区子どもの水辺協議会  関川 三男◎

     帯広市町内会連合会 環境衛生部会   山口 孝信◎

     川と河畔林を考える会  髙倉 裕一◎

     地球環境を守る十勝連絡会  平譯 正勝◎

     十勝川水系の生態系再生実行委員会  石垣 章◎

     十勝川中流部市民協働会議  紅葉 克也◎

     十勝川のシシャモを守る会  越谷 光裕◎

     十勝環境問題連絡会  久保下 正哲◎

     日本野鳥の会十勝支部  尾崎 高博◎

     帯広建設管理部 事業課  石井 正樹◎

    

 主な内容

  1.事業全体の方向性について

  2.砂防事業について

  3.河川事業について

  4.河道内樹木伐採について

 

 

 委員から出された主な質問・意見等

 

 【居辺川砂防工事 について】

  ・  居辺川砂防の11号床固工の写真を見ると、砂防としては良い状況になっている。今後掘削を行うという説明があったが、砂防効果のバランスを崩さない様に留意されたい。

  ・  居辺川のサクラマス産卵状況調査で確認したところ、砂利層を均した結果、植物が1m以上の高さになっている上、水量が非常に少なく、切り欠き1個分しかない。この区間に川の澪筋が無くなっている状態。

  ・  (続き)以前は河道内にあったたまりに小さい魚がいて鳥がそれを捕っていたが、そのような状況が無くなった。残念ながら泳ぐ魚は確認できなかった。工事終了後に川を1本通してもらうと良い。

  ・  (続き)12号の水たまりの出口に草が倒れたところがあった。氷に押された結果か。橋から下を覗くと同じ状況で所々に土砂が溜まっている。一気に削れて土砂が落ちたように見える。

  ・  二ホンザリガニについて、居辺川の7号床固工、1号床固工及び1号遊砂地を調査した。前に調査したコンサルタントの資料を基に実施。二ホンザリガニ全体を掌握したものではない。調査計画された場所については徹底的に行ったが、他の場所でも見つけるかもしれない。前にいたのに今はいないという所は泥が流れていた。

   

 【帯広川改修工事 中流地区 について】

  ・  二ホンザリガニについて、帯広川の工事との距離が離れていて、生息箇所の水との関係が無いと判断して問題なしとした。ただし、住宅地からの水なので水質悪化の懸念あり、今後そちらの影響はあると思う。

   

 【帯広川改修工事 ウツベツ川地区 について】

  ・  ウツベツ川親水護岸について、かつてのドブ川が改善されて自然が戻ってきたと思っている。人が寄りつくことによって環境が保たれる。子供たちの遊び場になることを期待している。

  ・  ウツベツ川で地域の方との協力が良い方向に向かっていると思う。他の川でもその方向に進むのが理想である。全てを管理するのは難しく、身近な方の協力が大事。

 

 【美生川改修事業 について】

  ・  美生川の横断面図に余裕高がないがどうなのか。

      (事務局)  堤防がない掘り込み河道の場合は余裕を考慮しないので、その図になっていた。

  ・  美生川の2ウェイについて、上流区間全体に水位低減の効果があるはず。効果量を説明できると良い。

 

 【サラベツ川改修工事・旧途別川改修工事 について】

  ・  環境調査で鳥の種類が多く出ている。改修後の調査も実施してほしい。

 

 【然別川総合流域防災工事:魚道工 について】

  ・  然別川の河床面が水が増えるごとに削られて、化石林が見える様になっているが、大水が出るとまた無くなってしまうかと思う。消失を止めるのはなかなか難しいが、貴重なものだと思っている。

  

 【河道内樹木伐採・河川管理 について】   

  ・  「北海道の川づくりビジョン」に、市町村などと密接な連携、地域のまちづくり計画を把握、地域との連携、行政と地域の人々が協力、と書いているのに事前に帯広市に説明しておらず、要望も聞いていない。帯広市のまちづくりに関するどの計画を見ていたかと質問しても十分な回答がなかった。その他の自治体との連携もどの様に行われているか。内部で検証して、次回かその次にでも回答願いたい。

 【自然環境調査 について】

  ・  渋山川と居辺川の予算がつかなかったということだが、ワーキングに各分野に詳しい委員がいる。調査の継続性が大事。情報を積み上げていくことが大切。

   

 【河川活動 について】

  ・  帯広市全体の町内会で河川清掃を実施しており、年々川がきれいになっている。

  ・  帯広市としてどの様に考えているかということを、なかなか聞く機会が無いので、そのことをもう少し考えて行かなければと思う。   

  ・  十勝多自然ネットの主な活動は、自然環境保全や子供たちに川のすばらしさを教えてあげようということを行っている。今年度は子供たちとの魚の調査の実施は少なく、それでもウツベツ川、機関庫の川で小学校2校と実施。例年は10校以上。来年度以降も続けていきたい。

 

<ワーキングの様子>

   20200925WG1.jpg

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資料1(32KB)

資料2(948KB)

資料3-1(1400KB)

資料3-2(1330KB)

資料3-3(868KB)

資料3-4(1027KB)

資料4(1164KB)

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