令和3年度 第1回 北海道管理河川の川づくりワーキング
実施日 令和3年(2021年)10月26日(火)
実施方法 十勝総合振興局講堂にて各委員出席の下、対面により開催
令和3年度 第1回 北海道管理河川の川づくりワーキングが、令和3年(2021年)10月26日(火)に開催されました。
今回は、帯広建設管理部から令和3年度の事業全体の方向性、砂防事業、河川事業、河道内樹木伐採などについて説明があり、その後、ワーキング委員による意見交換を行いました。
※資料や議事内容については、事務局にて一部要約しています。
北海道管理河川の川づくりワーキングのメンバー(今回の参加者は名前の後ろに◎)
浦幌野鳥倶楽部 武藤 満雄◎
新得おもしろ調査隊
NPO法人 十勝多自然ネット 河合 将弘◎
帯広ウチダザリガニ・バスターズ 鏡 坦◎
帯広川伏古地区子どもの水辺協議会 関川 三男◎
帯広市町内会連合会 環境衛生部会 中島 辰男◎
川と河畔林を考える会 髙倉 裕一◎
十勝川水系の生態系再生実行委員会 石垣 章◎
十勝川中流部市民協働会議 紅葉 克也◎
十勝川のシシャモを守る会 越谷 光裕
十勝環境問題連絡会 久保下 正哲◎
日本野鳥の会十勝支部 尾崎 高博◎
帯広建設管理部 事業課 秋山 護◎
主な内容
1.事業全体の方向性について
2.砂防事業について
3.河川事業について
4.河道内樹木伐採について
委員から出された主な質問・意見等
【居辺川 について】
・ 居辺川の工事区間で、今年はサクラマスの親魚と産卵床は確認できなかったが、当歳魚のヤマメとアメマスは確認できた。アオサギが餌場にしており、川の環境としてはとても良く、今のところ工事の影響は見受けられない。
・ 居辺川で確認していたニホンザリガニが、渇水期に1匹も確認できなかった。どこかに潜り込んでいるのだろうが、それがどこなのかわからない。調査方法を工夫しないとわかりにくい。工事の影響を与えないようにするにはどうしたらよいか考えている。
・ 居辺橋付近でヤマセミが確認されており、川の中の魚を獲る鳥なので、工事で少しでも魚のいる所を残したり、魚のいる淵の様な餌が得やすい環境を創出したりしてもらえればと思う。
【樹木伐採 について】
・ 伐採後の変化を経年的に調査して、どれくらいで再樹林化していくのかというデータを取ってほしい。
・ 林床植物の重要種・貴重種に配慮して、伐採時期を積雪期にしてはどうか。
【河川美化 について】
・ 最近はゴミがだんだんなくなっており、河川清掃が定着してきたのかと思う。これからもずっと河川清掃を続けて、きれいな川を維持していきたい。
【河川整備 について】
・ 河川工事において、地域の子供たちに遊んでもらえるような河川づくりをやっていただきたい。せっかく造ったものが活かされるように、施工段階でも自由に考えて対応していけたら良い。
・ ウツベツ川の野草園はそのままの状態でも遊水空間となり、下流に対して出水時のクッションになると思う。