「とかちオーガニック振興会」は、令和7年3月19日(水)にめむろーどセミナーホールを会場に「第4回有機農業研修会」を開催しました。十勝管内の農業者の他、オホーツク、空知、後志、胆振の農業者、関連企業や関係機関の職員など100名を超える参加(オンライン参加含)があり、有機農業への関心の高まりを感じました。
研修は、北見工業大学の楊准教授から「オーガニックファームに向けたAI中間除草ロボットの研究開発」、道総研ものづくり支援センターの今岡主査から「道総研工業試験場の除草ロボット開発について~世界の除草ロボット開発状況を踏まえて~」の講演、長沼町のエップ・レイモンド氏と荒谷明子さんから事例紹介「大地が再生する農業の面白さ」、そして恒例のトークセッションを行いました。
トークセッションは事前に参加者から募集した質問項目を取り上げ、(株)松橋農場 松橋さん(更別村)の進行で、レイモンドさん、明子さんと十勝の有機農業者であるオフイビラ源吾農場(本別町)の篠江さん、(株)斎藤農場(帯広市)の斎藤さんが答える形式で行いました。「有機農業のファーストステップはどうしたらよいか」、「有機農業における収量と収益」、「資材高騰や高温対策」、「土の健康度を診断する方法」についてそれぞれ情報提供があり、最後に「有機農業の未来への想い」を語っていただきました。
研修会終了後もしばらくの間、参加者同士で情報交換が活発に行われており、研修会の内容だけでなく新たなつながりも生まれる良いコミュニケーションの機会になったと思います。
とかちオーガニック振興会では会員を募集しています。職業、居住地を問わず、どなたでも入会できます。入会を希望する方は十勝農業改良普及センターまたは十勝総合振興局農務課までご連絡ください。
トークセッションの様子