防災マスターから一言(長内)

防災マスターから一言(長内)

「地域の防災マスターとして」  長内 喜四三(池田町) 2010.4.5

 防災マスターネットワークが組織されて、地元で何か活動しなければならないという意識、そして、そのプレッシャー

は常に重荷になっていた。

 言い訳にしかならないが、この組織が出来る1年前に私の所属する町内会(550戸)で、2年がかりで自主防災組織

を作り上げ、洪水を想定しての防災訓練(避難移動距離3km、参加者288名)も実施した。この反動もあって、次の行

動への意欲は盛り上がりを欠いた。

 この間、交流会等で多くの情報・資料の提供をいただき、教育的な防災訓練を目で学んだり、管外にも出て、専門的

な切り込みからの災害発生のメカニズムを学ぶことも出来た。

 管外とは北見工業大学のことであるが、北見では十勝の防災マスター組織を例に出されていた。

 さて、私の課題は、地域の自主防災体制作りである。これは町内会長を中心とする役員の情熱によって取組みが決

まってくるものと思われるが、粘り強い働きかけの必要さを感じる。折りに触れ、町内会連合会の会長を通して、各町

内会の自主防災組織の結成や防災訓練の実施を働きかけているが、これに対する動きは少し見えるようになってき

ている。

 社会福祉協議会でも防災意識の高揚に講師を招いて研修会を開催したり、ある町内会では次年度に自主防災体制

作りに取り組むという考えを示しているので、期待をしているところである。

 遡って、平成19年から町内会連合会が高齢者の健康づくりに取組み、私は、この活動の主軸になって推進しなけれ

ばならなくなり、防災マスターの活動に低調をきたし、悩んでいるところであるが、健康教室の会場は町内の全地区に

わたるので、その機会を利用して、防災について情報を提供したり、注意を喚起することに努めてきている。

 また、自分なりに防災についての講演会を開催する準備をしてきました。災害について一通りの事柄を整理しました

が、実演部門の勉強は残っていますので、体験の機会を捉えて行きたいと考えております。

 研修と体験を積み重ね、防災士の方のように素養をしっかりと身につけなければならないと考えているところであり

ます。

カテゴリー

cc-by

page top