「地域の話題」農を伝える私たちの想い～高付加価値化活動を一歩先に進めるためのストーリーづくり～（広域）

　令和7年12月3日（水）十勝総合振興局講堂にて、普及センター・農務課主催の高付加価値化研修会を開催し、管内農業者や関係機関約60名が参加しました。メインテーマは昨年と同じ「農を伝える私たちの想い」としつつ、今年は参加者それぞれが一歩先へ進むための「ストーリーづくり」、「自らの強みを活かす」を意識したプログラムです。参加申し込み時に予め午後のワークショップの希望テーマを選択してもらっており、開会時からグループごとの配席としました。
　午前は農都共生総合研究所（東京都）代表取締役川辺亮氏による「農家とマーケティング～農家ならではの’らしさ’を活かした商品づくりとストーリーづくり」と題した基調講演で、全国の様々な高付加価値化活動事例を学びました。講演後はアイスブレイクを兼ねて1グループ1つずつの質問を出してもらい、講師の回答に頷いたり驚いたり。場が和む時間となりました。
　午後からは希望テーマ別9グループで普及職員がテーブルファシリテーターとなり、ワークショップを実施しました。小題ごと20分の小セッションを3回繰り返すというスタイルで集中して話ができたようです。最後は全グループの発表で、「全員1度はマイクを持つ」との講師助言のもと、それぞれの思いをアウトプットできました。　　
　今回はご夫婦や’経営主・後継者2世代’など、1経営体で複数人が参加される方が多かったことも特徴でした。帰宅後にそれぞれのワークショップ結果をシェアしたり、会場で知り合った人とのつながりを活かしてゆくことができそうです。十勝の資源・魅力を活かした高付加価値化活動のさらなるステップアップを普及センターとしても引き続き支援します。