上士幌町で消化液利用拡充を検討する懇談会を開催しました(十勝北部)

 令和7年12月10日、上士幌町にて「消化液*利用拡充を検討する懇談会」を開催しました。 上士幌町の農業者6名、関係機関8名、普及センター6名の計20名が参加し、本年実施した秋まき小麦、小豆、てんさいへの消化液散布試験結果の共有と「消化液活用への期待と懸念」をテーマにワークショップを行いました。

 ワークショップの各班からは、「肥料コストの低減」や「生産物の高付加価値化」などを期待する意見があがりました。一方で、「雑草種子の混入や雑草発生」「踏圧による土壌硬化」についての懸念もあげられました。農業者からは、「懸念事項はあるが、メリットも感じており、今後も上手に活用していきたい。」との声が聞かれました。

 今回の懇談会では、消化液活用の大きな可能性とともに、解決すべき課題も明確になりました。普及センターはこれからも実証試験を継続し、懸念を一つひとつ検証し、環境にも経営にも優しい農業の実現を目指して活動を続けます。

*消化液:バイオガスプラントで家畜ふん尿等から再生可能エネルギーを取り出した後に残る液体で、肥料としての利用が可能な副産物。

写真1:グループワークの様子

写真1:グループワークの様子

写真2:グループ討議のまとめ発表をする農業者

写真2:グループ討議のまとめ発表をする農業者

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