西部支所管内では、指導農業士・農業士が資質向上と活動の活発化を図るため、毎年夏季に現地視察研修会を開催しています。
今年度は令和6年7月4日、新得町を開催地として会員14名、関係機関11名が出席し、暑い夏の学びの一日を過ごしました。
会員訪問として、R5年度に北海道農業士となったひら農園の平一真氏を訪ね、十勝型の畑作4品の基本輪作に加え、各種野菜(ブロッコリー・にんじん・南瓜・さやいんげん・スイートコーン)を取り入れた5年輪作の経営概要を聞きました。さらに現在取り組んでいる農村ホームスティについて、今後の目指す方向性を熱く語っていただきました。
会員の交流の場となる昼食時は、新得町レディースファームスクールを会場に新得町役場産業課農政係長からレディースファームスクールの29年の歩みと人材定着の状況を聞き、普及センターからは、作況と当面の病害対策にかかわる情報提供を行いました。
午後は、新得町の有限会社北広牧場を訪問。高野代表取締役から、古い牛舎を改修した乳製品加工室やなつぞらの舞台となった牛舎、タワーサイロを改築した事務交流施設、暑熱対策を講じた育成牛舎や成牛舎などを見学しました。
年度単位で目標を掲げて実践している牧場の多岐にわたる取り組みについて伺うことができました。
普及センターでは、引き続き指導農業士・農業士が活躍できる活動環境に向けて支援を行っていきます。
ひら農園の経営概要に学ぶ、会員のみなさん
北広牧場にて、研修会の記念撮影