「地域の話題」ゆりねの栽培技術に関する研修会を開催しました!(十勝南部支所)

 令和6年12月12日、忠類農協において、幕別町忠類地区内のゆりね生産者、研修生および農協職員を対象に、ゆりね栽培における最新技術である「温湯消毒」への理解を深めるための研修会を行いました。講師として、北海道総合研究機構道南農業試験場から池田幸子研究主査を招き、温湯消毒技術について情報提供いただきました。
 ゆりねの栽培において、黒腐菌核病という病害が品質・収量の低下要因となっています。見た目では問題が無くても、潜在的に感染していて貯蔵中に発症する場合もあるため、市場価値低下の恐れがあります。そのため、普及センターでは防除技術の確立を目的として関係機関と連携し活動しています。
 温湯消毒は、ゆりねの球根を40℃の温湯へ1時間浸漬することで黒腐菌核病の防除が可能であり、令和6年には幕別町忠類地区のほ場で現地試験を行っています。
 研修会の意見交換では、「どうすれば現地へ導入できるか」「消毒時間の1時間をもっと短縮できないか」など活発な意見交換が行われました。
 普及センターでは、今後も引き続き現地試験を行う予定です。温湯消毒技術の詳細については、普及センターまでお問い合わせください。

写真1 研修会の様子

写真1 研修会の様子

写真2 食用ゆり黒腐菌核病

写真2 食用ゆり黒腐菌核病

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