令和6年7月9日、十勝指導農業士会・十勝農業士会・十勝総合振興局主催の移動研修会が開催されました。本研修会は、新規認定会員の農場視察を通じ、技術の研さんと会員相互の交流を図ることを目的に開催されています。当日は、管内の指導農業士・農業士29名に加え、振興局農務課、農業改良普及センター職員の総勢64名が参加しました。
今年は、農事組合法人雄馬別農場(芽室町)、小山農場(芽室町)、(株)T-Agri(鹿追町)、(株)中野牧場(鹿追町)の4件を視察しました。
現在の経営に至るまでの経過から将来の展望や農場の理念に込められた思い、雇用人材の育成など、多岐にわたる内容で参加者は一様に刺激を受けた研修会となりました。
農事組合法人雄馬別農場(土屋指導農業士)
畑作農家3戸、畜産農家1戸で構成され、飼料用とうもろこしを含め完全5年輪作を実現している。
小山農場(小山指導農業士)
JGAP認証取得により、効率化を実感している。
従業員が自分で考える能力を高められるよう、改善点は全部を指摘するのではなく、気づかせるよう工夫している。
(株)T-Agri(髙橋農業士)
周囲の畜産農家と連携し、経営面積の20~25%を交換耕作している。また、土壌分析に基づいた施肥で土づくりに注力している。
(株)中野牧場(中野農業士)
人の成長の限りない可能性に期待を込め、人材育成に注力している。
全体写真(小山農場にて)