地域第二係では「畑作物の安定生産技術の向上」を推進事項に掲げ、上士幌町幸福地域を対象に重点活動を行っています。
令和6年8月2日に、重点地域および町内北門地域のほ場にて、土壌断面調査をメインとした研修を行い、合計8名が参加しました。十勝農業試験場の研究員から、土壌の特徴およびばれいしょの早期枯凋との関係や対策について説明を受け、今まで気づかなかった特性に驚いている様子でした。また、農業者に特徴の違う2ほ場の土壌断面を実際に触っていただき、土壌の特徴の理解を深めてもらいました。農業者からは、「石がずっと上がってきているのでどうしたら良いか」、「心土破砕はしなくても大丈夫なのか」といった質問がありましたが、サブソイラの施工方法や土質に合った対応方法の説明を受け、「今回の気づきを活かしたい」という前向きな様子が伝わってきました。
現在行っているばれいしょの施肥試験等の調査結果も踏まえ、昨今の気象の変化などにも対応できるよう、今後も生産性の向上に向けた技術の提案をしていきます。
次回は、冬期に懇談会を行う予定です。
土壌の特徴について説明を受ける様子
農業者が実際に土壌断面を確認する様子