4月8日に重点地域である音更町瑞穂地区にて秋まき小麦の起生期懇談会を開催しました。対象者9戸中6戸(7名)が参加し、今後の栽培管理について活発な情報交換を行うことができました。参加者からは「個別の茎数を把握できるのが良い」、「硝酸態窒素は自分で分析できないため助かる」という声がありました。
今回は、昨年11月に調査した秋まき小麦の越冬前調査の結果と4月4日・5日の越冬後調査の結果を報告するとともに、その結果を踏まえた起生期以降の肥培管理について提案を行いました。越冬後の状況として、起生期茎数は「ゆめちから」で3,500本/㎡前後であり過繁茂傾向でありました。このような状況から、硝酸態窒素の分析結果と前作からみた地力の状態に応じて、起生期の追肥を行わないもしくは窒素成分で2kg/10a程度の追肥量とすることを提案しました。
今後も、生育ステージごとの調査結果を基に施肥提案を行うなど農業者への支援を継続していきます。
試験内容の説明の様子