令和5年12月2日に重点活動地区である鹿追町東瓜幕地域で懇談会が開催され、地域の農業者に対して今年度の活動報告をしました。
酪農部門では「家畜ふん尿の有効利用による牧草・飼料作物の施肥コスト削減」をテーマに活動し、施肥試験結果から化学肥料の減肥によるコスト削減を実証しました。
畑作部門では「ばれいしょ安定生産技術の実践」をテーマに、栽培において重要な春作業（圃場づくり～植付け）について作業改善に取り組みました。施肥では、土壌診断結果に基づいた適正施肥や肥料銘柄変更により、肥料価格高騰の中でもコスト低減（前年対比）することができました。また、丁寧な植付作業が実践されたことで、欠株率が減少し、植付深さが均一となり、さらに株間調整による栽植株数の確保など多くの改善効果が確認されました。農業者からは「ばれいしょは萌芽した時点でその年の作柄が予想できる。植付作業は特に重要だよね」との声が聞かれ、いろいろな情報交換がされるなど有意義な懇談会となりました。
普及センターでは、今後とも地域の生産額向上に向けた活動を農業者、関係機関とともに進めてまいります。
酪農・畑作の取り組みを地域内で共有
畑作はさらに詳しく活動報告と意見交換を実施
