令和5年9月8日にJA鹿追町を会場としJA営農指導員技術研修が開催され、キャベツをテーマに講義と生産者ほ場視察を行いました。
講義では、普及センターから「キャベツ栽培」について鹿追町の事例も交えて説明した後、JA職員から「キャベツ産地化の歩みと現在の取り組み」について説明がありました。鹿追町で生産されるキャベツは、加工業務用に特化し機械化一貫体系により省力化を図っています。育苗はJA育苗センターが行い、定植は2畦全自動移植機により効率よく作業が進められています。また、最も時間がかかる収穫作業を機械化し、委託収穫体制を整えるなど労働力不足に対応した取り組みがされています。近年は、TAFシステムを活用しキャベツにかかる積算温度から収穫適期を予測するなど、さらなる収量確保と安定生産に努めています。
生産者ほ場では、実際に収穫機を見ながら機械の構造や作業の流れについて説明がありました。受講者からは「降雨での収穫作業はできるのか?」、「農家間での作業受委託はあるか?」など質問が多数ありました。
今後も普及センターでは、JAと連携し若手職員の指導力向上に向けた支援を続けてまいります。
JA鹿追町を会場に座学講習
JA職員より収穫機の構造を説明