令和6年3月1日に重点活動地域である鹿追町東瓜幕地域で農業者との懇談会が開催され、令和6年度の活動について普及センターから計画の説明と提案を行いました。重点活動は5ヵ年計画で進められ、令和6年度は4年目となります。
酪農部門では、「家畜ふん尿の有効利用による牧草・飼料作物の施肥コスト削減」として土壌分析結果に基づく施肥設計や適正な減肥を実証します。さらに「適切な牛群管理による繁殖成績の向上」では、繁殖管理方法を見直し発情発見率や受胎率の向上を図る計画です。
畑作部門では、令和5年度から「ばれいしょの安定生産」をテーマに活動しており、昨年は春作業改善により栽植株数の確保や欠株率の低下など効果がみられました。令和6年度も引き続き春作業改善を実践するとともに、農業者から要望が高かった高収量農家栽培事例を参考にした作業改善を実践し、ばれいしょ安定生産技術の定着を図ります。
酪農・畑作の活動を農業者間で情報共有
畑作では、さらに詳しく活動内容を提案
意見交換では、出席いただいたJA担当者からJAの取り組みや普及センターと連携した活動内容について紹介してもらい、農業者からは「栽培事例の内容は、とても細かい部分まで情報があり参考になる。」、「今年は生育調査をやってみる。」などの声が聞かれました。
普及センターでは、引き続き農業者のニーズに対応した活動を関係機関とともに進めてまいります。
