大樹町ゆとり農業推進会議は関係機関団体の連絡協調のもとに、環境にやさしく、収益性が高く足腰の強い、ゆとりある農業経営と農村の活性化等の実現をめざすことを目的として活動しています。
令和5年11月14~15日に「高泌乳牛群の暑熱・寒冷対策と草地の減肥事例」をテーマとして、JA大樹町・大樹町役場・普及センターの9名で中標津町と別海町へ視察を実施し、若手経営者が活躍する事例やコスト低減に向けた減肥対策について学びました。調査事例の詳細は以下のとおりです。
事例1 中標津町 (株)さいとうFARM
・TMRセンター(株)開陽D.A.Iの構成員
・省力ファンを活用した陰圧換気のフリーストール牛舎
・ゲノム、OPU活用による積極的な遺伝改良(若手の農業者や受精師と連携)
事例2 中標津町 TMRセンター(株)開陽D.A.I
・スラリーを活用した草地の減肥対策に挑戦
・大規模な草地面積に対応するため、普及センターとともにふん尿投入量の計算シートを作成
事例3 中標津町 (株)高橋牧場
・TMRセンター(有)中標津ファームサービスの構成員、若手経営者
・和牛子牛を高値で販売
事例4 別海町 高橋牧場
・草地更新を不耕起で実施
・有機質肥料を投入
写真1 換気を重視して省力ファンを154台設置!
写真2 スラリーは均一に撒けたが、カリウムのコントロールが課題
写真3 肥育農家の方が望む牛を育てたい!腹づくりに奮闘中!
写真4 ルートマットが薄く、土が柔らかい!チモシーが定着している!