「地域の話題」土壌凍結深調査を実施しています(十勝南部支所)

 冬期間の土壌凍結の程度を調べることで、牧草地での冬枯れ発生や萌芽期の遅速、畑作物のは種への影響等を把握することができます。そのため、十勝南部地区では土壌凍結の深度、融雪状況を関係機関で共有し、農業者に発信することを目的として土壌凍結深調査を実施しています。
 写真のように、塩ビパイプにメチレンブルーという青色の液体を入れています。メチレンブルーは、地温が0℃以下になり凍結すると、色が透明に変化する特徴があり、その性質を利用して地下何cmまで凍結しているかを調査します。
 令和5年度は、土壌凍結深が前年より浅い傾向です。一方積雪は、12月下旬から3月上旬まで総じて少なく推移していましたが、3月中旬に14cmの積雪がありました。そのため融雪が遅れ、積雪深は前年の同時期よりも深くなっています。

土壌凍結深調査の様子

土壌凍結深調査の様子

凍結した部分が透明に変化

凍結した部分が透明に変化

カテゴリー

十勝農業改良普及センターのカテゴリ

cc-by

page top