「とかちオーガニック振興会」は、令和6年3月19日（火）にとかちプラザ（帯広市）を会場に「第3回有機農業研修会」を開催しました。参加者は十勝管内・管外の農業者、関係企業や関係機関の職員など89名でした（オンライン参加含）。
研修は、雪印種苗（株）から「自然栽培、有機栽培における緑肥利用について」の講演、ニセコ町のLaLaLa Farm 服部さんから「自然から発想する持続可能な農業の実践と研究」の事例紹介、（株）BGから同社が取り組む「カーボンクレジット取引」に関する情報提供という内容で、最後にトークセッションを行いました。
トークセッションは事前に参加者から募集した質問項目を取り上げ、（株）松橋農場 松橋さん（更別村）の進行で、服部さんと十勝の有機農業者2名が答える形式で行いました。「雑草や病害虫対策」、「販売先やブランディング」、「連作」、「有機資材の購入先」等についてそれぞれ情報提供があり、有機農業の理解と実践につながる有意義な内容でした。
休憩時間や会終了後も参加者同士で情報交換が活発に行われていました。アンケートでは「知らなかった緑肥の利用方法など具体例がわかりやすかった」、「微生物の大切さを知ることができた」「パネリストの話が個性的で参考になった」等の意見がありました。
普及センターは引き続き、十勝総合振興局農務課と協力して「とかちオーガニック振興会」の研修会開催など、有機農業に係る交流や情報交換を行う場を提供していきます。
講演の様子
トークセッションの様子
