令和5年11月9日（木）、更別農業高校の担い手育成連携事業の一環として、3年生の生徒を対象に「土のおはなし」の座学と実習を行いました。
今年度は就農予定の3名と農業大学校進学予定の1名が、我が家の「土」を持参して来所し、簡易土壌診断を体験しました。
診断の前準備として、各自が「土」を計量しポリビンに入れ、純水を注入し振とう機に設置し、振とう時間を活用して座学授業へ。座学では、土の成り立ちや土が持つ3つの性質、その性質に関わる診断項目の適正値について確認しました。
作物の生産力に大きく関係するpHとECについて、作物ごとの適正値をチェックした後、振とうの終わった我が家の「土」を実際に計測しました。簡易ながらも、持参した「土」の健康状態を把握することが出来、分析機器の扱いを含めて貴重な実習の機会となりました。
全員が、農業経営にたずさわることを希望しており、農業生産に一番大切な「土」に触れて「土」を良くしていくことの必要性を学び有意義だったとの感想がありました。
普及センターは、引き続き地域の若い担い手の支援を進めていきます。
写真 「20gの土を計量する」
写真 座学「土のおはなし」
