「地域の話題」更別村搾乳ロボット同好会　自動給餌ロボットを視察しました！（本所）

令和5年4月28日(金)、株式会社コーンズAG主催の自動給餌ロボットオープンファームが開催され、更別村の搾乳ロボット導入酪農家グループ「更別村搾乳ロボット同好会」で中札内村の森牧場を訪問しました。視察では、新しい農業技術への見聞を広げることを目的に、同好会メンバー5名が参加し、コーンズの職員からロボットについて説明を受けた後、牛舎見学と情報交換を行いました。

自動給餌ロボットとは、飼料の多回給与と餌寄せを自動で行う機械です。AIを用いた効率的な飼料供給システムにより、採食量と乳量の増加、飼料ロスと労働負担の削減が期待され、欧州を中心に導入が進み、国内でも導入農家が増えています。

今回視察した森牧場からは、「朝に飼料を倉庫へ搬入するだけになり、給餌作業が楽になった」、「常に新鮮な飼料が飼槽にあり、餌寄せも旧式のロボットより速く正確に行われるので、牛の採食状況も良好」など、ロボットの効果を実感している話が聞けました。

また、出席した酪農家は、クレーンゲームの様な飼料の積込み、スピーディーな給餌・餌寄せ作業を見て、「ロボットへの積込み時に加水とミキシングも併せてできるのは便利」、「夏場の暑熱や冬場の凍結対策はどうなるのか気になる」など、初めて触れる酪農機器に興味を持つ声が多数ありました。

普及センターでは、今後も情報交換の場を提供して参ります。

写真1 自動給餌ロボット（左）と飼料積込み用のフィードグラバー（右）

写真2 視察後の集合写真