令和5年3月1日に重点活動地域の鹿追町東瓜幕地域で農業者との懇談会が開催され、令和5年度の活動について普及センターから提案を行いました。
酪農部門では、「家畜ふん尿の施用量を考慮した適正施肥の取組」として過去の土壌分析値から化学肥料の減肥によるコスト削減を提案しました。春から施肥試験ほを設置し生育・収量を比較する予定です。
畑作部門では、令和5年度から新たに「ばれいしょの安定生産」をテーマに活動を行います。令和4年の事前調査結果から戸別の改善点が設定され、その解決に向けて作業改善を提案する活動に対して合意形成がなされました。改善項目の一つである「適正施肥で倒伏回避・コスト低減」は、肥料価格高騰を背景に農業者の関心が最も高かったことから、適正施肥の考え方や土壌分析結果・有機物施用量に対応した施肥設計について詳しく説明しました。出席いただいたJA担当者からは、ばれいしょ生産や施肥対応についてJAの取組も含め情報提供がありました。農業者からは、「厳しい状況だ。経営的にコスト低減は必要な取組だな。」との声が聞かれました。
普及センターでは、引き続き農業情勢や農業者のニーズに対応した活動を関係機関とともに進めてまいります。
酪農・畑作の活動を農業者間で共有
畑作では、さらに詳しく活動内容を提案
