令和4年12月2日と12月9日に西十勝ファーマーズクラブの研修として、指導農業士農場視察を開催しました。十勝西部地域（鹿追、清水、新得の3町）の若手農業者からなる西十勝ファーマーズクラブでは、青年農業者の営農技術向上や青年農業者同士の交流を目的に研修会の企画をしております。今回はその取り組みの1つとして、十勝指導農業士・農業士会の会員であり、十勝西部地域のベテラン農業者である新得町の藤田孝良氏（畑作分野）と清水町の大谷昭宣氏（畜産分野）の農場を視察し、経歴や経営の考え方についてお話を伺いました。
藤田氏からは、収益を高めるための工夫や営農を続けるための体調管理、経営の法人化などの話があり、受講生からも「法人化したメリットは何か」など多くの質問が挙がりました。
大谷氏からは、経営が苦しい中からどのように農場を発展させてきたのかという話や昨今の厳しい酪農情勢をどのよう乗り越えていくかなどの話があり、こちらも受講生から「少人数で大規模経営をしているが労働時間はどのくらいなのか」など多くの質問が挙がりました。研修後のアンケートでは「非常に参考になった」「他の農場の視察にも行ってみたい」などの意見があり、充実した研修会となりました。
これからも十勝農業改良普及センターでは、西十勝ファーマーズクラブの研修の更なる充実を図ってまいります。
藤田孝良氏の農場視察
大谷昭宣氏の農場視察
