十勝農業改良普及センター本所地域第1係では、3月6日(月)に令和4年度2回目の帯広市重点地区(戸蔦地区)懇談会を開催しました。
当日は、対象農業者8名とJA、帯広市からの出席があり、普及センターからは前回報告しきれなかった活動結果に加えて、次年度の活動計画の提案を行いました。
加工用ばれいしょで実施した可変施肥試験の取り組みに対しては、試験方法等について熱心に確認する農業者の姿が見られ、関心の高さがうかがえました。
また、若手農業者の経営能力向上の取り組みでは、経営面積を維持しつつ作付構成を変えた場合や規模拡大時の労働時間について分析ツールでシミュレーションを行い、「データを精査してシミュレーション精度をあげてほしい」、「作付面積を入力するだけで収益性が把握できるようにしてほしい」 などの声をいただきました。最後に、令和5年度の活動計画について対象農業者と合意して閉会しました。
今後も普及センターでは、重点対象地区において作物生産性の向上と規模拡大に備えた将来設計を支援していきます。
写真1 懇談会の様子
写真2 試験結果について報告する普及センター職員