「地域の話題」本別町重点地区の調査・試験結果報告会を開催(十勝東北部支所)

 令和3年11月25日(木)に普及センター主催による小豆増収及び良質飼料の確保に向けた調査・試験結果報告会を実施しました。報告会には、重点地区である仙美里地域の農業者8名をはじめ、JA本別町、本別町役場の関係部署を含め合計14名が参加されました。
 地域第一係では、令和3年度より仙美里地域において、「小豆の高収量栽培技術の実践」、「良質飼料の確保」の2つを推進事項として掲げて普及活動を実施しています。小豆については、定点調査ほ、増収対策のための試験ほを設けて、土壌分析、土壌硬度や根粒菌の実態調査、窒素追肥やリン酸減肥などの増収技術の検証などに取り組み、得られた結果の報告、改善に向けた提案を行いました。飼料については、牧草地の植生調査、草地管理の実態調査を行い、植生悪化の要因や改善の方向性を提案しました。
 その結果、農業者からは、「施肥試験の結果をみて、ほ場ごとに施肥設計を実施する必要があると感じた」、「登熟期間延長のため小豆の栽植密度を検討したい」、「改めて自分の草地の植生を知ることができて良かった」など、多数の感想が聞かれ、有意義な時間となりました。
 当初は、低収要因や実態把握について手探りの状態でしたが、改善に向けた方向性が見えつつありますので、今後も早期解決を目指して取り組んでいきます。

小豆、飼料に関する取り組みを報告

小豆、飼料に関する取り組みを報告

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