「地域の話題」池田町大森地区冬期研修会の開催について(十勝東部支所)

 普及センター十勝東部支所第一係は、令和4年1月14日に重点活動地区である池田町大森地域で冬期研修会を開催しました。
 はじめに北海道総合研究機構 十勝農業試験場 生産技術グループ石倉研究員より、衛星NDVI画像に対応した土壌物理性の調査結果について説明を受けました。断面調査からはこの地域の土壌特性がよくわかり、生育・収量調査からは、栽培改善につながる知見も得られました。
 次に杉山普及職員から小豆に対する「鶏糞施用試験」「品種比較試験」について報告しました。鶏糞施用試験は、ほ場間差はありますが効果が確認出来たので来年も継続予定です。品種比較試験では新品種「きたひまり」が地域の主力品種「エリモショウズ」と同等の収量であることがわかりました。また、品種比較試験の小豆を餡にした試食では、加えた砂糖の量が同じでも随分甘みの感じ方が違うとの声がありました。
 また、若林普及指導員からは、ながいもの新品種「とかち太郎」に適した施肥技術について、緩効性肥料を使った試験結果を報告しました。緩効性肥料の種類と効果についても説明し、ながいもを作っていない人も知識を深めることができました。
 今後も、さらなる農業者のニーズに応えていきたいと思います。

大森地域の土壌について説明

大森地域の土壌について説明

小豆の試験について情報提供

小豆の試験について情報提供

ながいもの施肥試験について結果報告

ながいもの施肥試験について結果報告

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