鹿追町スマート農業実証コンソーシアム（実証代表者：鹿追町農協営農部今田伸二審議役）は、このほど札幌市で開催された「2021アグリビジネス創出フェア in Hokkaido」（主催：農林水産省農林水産技術会議事務局、NPO法人グリーンテクノバンク）において、キャベツを導入した適正輪作の維持、大規模畑作・野菜作の複合経営における省力化、先進機械を有効活用できる仕組みづくり、鳥獣被害の軽減などの技術展示を行いました（図1）。
来場者からは、ICTを活用して集めた土壌・作物・作業などに関する情報の共有ツール、スマート農業技術を採用した高性能作業機の効率的な運用方法、ドローンを活用した有害鳥獣駆除の効率化の実証内容など、多岐にわたる質問が寄せられました。同コンソーシアムの構成員として説明を担当した当支所の笠原地域係長は「2日間とも展示ブースを訪問してくださるお客様が途切れず、取組みに対する注目度の高さを感じた。さらに、収量センシングに関する技術提案や、スマート農業技術を導入した場合に想定される新たなリスクに対する貴重な助言も頂いた」と話していました。
当支所は、コンソーシアム構成機関の一員として、地域課題の解決に向けた技術の実証と現場実装に向けた支援を引き続き進めていきます。
鹿追町スマート農業コンソーシアムの実証項目・内容
実証中の技術を解説する笠原係長（正面）
