令和3年11月12日(金)に十勝農業改良普及センター十勝西部支所にて、緊急事態宣言により5月、8月と延期が続いていた「西十勝ファーマーズクラブ」の第3回座学研修専門講座(畜産)を実施しました。
座学研修は、はじめに普及センターより「牧草の草種・品種と栽培管理の基礎」と題して、牧草として利用される草の種類やその特徴、栽培管理のポイントなどについて講義を行いました。また、当初予定していた牧草の視察ができなくなってしまったため、8月に清水町の指導農業士である橋本晃明さんの放牧地をインタビューして動画を撮影し、その動画の上映を行いました。動画の中では「牧草をつくる上で一番大切なのは土づくり」、「牛が餌をどれくらい食べているのかは毎日確認しないとダメ」など橋本指導農業士がどのように草地管理を考えているのかや酪農家として大切にしていることなどがちりばめられており、受講生は真剣に動画を見ていました。
お昼休憩をはさんで午後からは動画の撮影に協力していただいた橋本指導農業士をお招きしグループワークを行いました。グループワークでは、受講者の牧草管理の振り返りやこだわり、困っていることなどについて意見交換を行いました。意見交換では、受講生から「牧草地の肥料管理をどうしているのか」などの質問がされ、牧草管理についての理解が深まったのではないかと感じました。
十勝農業改良普及センター十勝西部支所では、11月26日開催予定の第4回研修(畑作)に向けて準備を進めてまいります。
講義を聴く受講生
グループワークで発表する受講生