令和4年3月25日（金）に清水町蔬菜振興会白菜・キャベツ部会の勉強会が開催されました。勉強会では、マツダ樹生園株式会社様より育苗管理・根こぶ病について、アクプランタ株式会社様より近年の気象災害の対策となる新資材の紹介が行われ、普及センターからは近年本町で問題となっている白菜のカメムシ被害の実態調査結果について報告を行いました。
育苗管理・根こぶ病の講義では、育苗は地上部の生育よりも地下部の根張りをいかに良くするかが重要であると担当者より説明がありました。気象災害の新資材紹介では、酢酸の力で植物の乾燥ストレス耐性を高める新資材「スキーポン」についての紹介がありました。各講義について農業者からは「自分の近隣のほ場で根こぶ病が発生した際の対応はどうすれば良いか」、「スキーポンはどう使うのが効果的か」など活発に質問が聞かれました。
白菜のカメムシ被害に関する実態調査の報告では、加害しているカメムシが「マキバカスミカメ」であることや発生の消長、どのような食害痕が残るのか等に加え、本部会の白菜生産者から聞き取りを行ったアンケート結果について報告しました。報告後には「結球後は防除できなくて困る」など、対策を求める声が聞かれました。
普及センターでは令和4年度も引き続き白菜のカメムシ対策に取り組んでまいります。
報告を行う石山普職
挨拶を行う笠原係長
