令和3年12月22日（水）、十勝農業改良普及センター職員を対象とした有機農業研修会を開催しました。
当日は振興局3名と普及センター15名が出席し、幕別町(株)折笠農場 代表取締役 折笠健氏を講師に、折笠農場における有機農業の取組について学びました。
折笠農場では平成15年から無肥料自然栽培に取り組み、現在は33.5haで有機JAS認証を受け、その他のほ場は特別栽培を行っています。
有機農業の取り組みで大切なことは、「化学物質過敏症やアレルギーで困っている消費者がいる」「本当に困っている消費者をイメージして作る」ことを自分事として考えることができるか、とのことでした。
大豆や小麦の産地である十勝には、基礎食品の原料としての有機農産物の生産が求められており、「1戸当たりの有機栽培面積が少なくても、1戸でも多くの農業者が有機栽培に取り組めれば達成できるのが十勝である！」と力強く話されていました。
普及センターは引き続き生産技術や点在している有機農業実践者の情報共有の場の提供を行っていきます。
(株)折笠農場の有機農業の取組について
講師の折笠健氏
