令和3年11月16日、本別町三井農場の定温貯蔵庫にて、十勝管内の若手農業者を対象とした「農村ゼミナール特別講座」農産コースを開講しました。
今回は、「地に足の付いた農業経営 ~生産+貯蔵+加工+販売で消費者に届ける~」と題し、三井農場での通年における所得確保の取り組みを学びました。
三井農場では、収穫物の多くを農協へ出荷していますが、ごぼう、ばれいしょ、大根などを定温貯蔵庫に保存し、冬の間は選別・袋詰め・加工して道の駅や管内外のスーパー、飲食店などへ直接販売を行っています。それにより、作物栽培や収穫作業のない冬期間も安定した仕事を産み、所得確保へつなげています。
三井農場の経営主は参加者と年齢が近いことから、参加者からは取り組み内容についてだけでなく、家族間の仕事の分担や経営方針の決定方法などにも多くの質問がありました。
十勝農業改良普及センターでは、1月にも農村ゼミナール特別講座の畜産コースを開講予定です。
定温貯蔵庫内の見学
質疑・意見交換の様子