令和4年(2022年)1月14日、十勝農業改良普及センター本所地域第2係の重点活動の対象地区である更別村勢雄地区で、営農技術懇談会が開催されました。当日は、地区の畑作農業者16名が出席し、普及センターからは令和3年産の振り返りと「コナヒメ」栽培の留意点ver.2について報告しました。
「コナヒメ」については、令和3年産の勢雄地区内で前作と基肥窒素量を比較した試験を行いました。写真で生育の違いを確認してもらい、前作ではてん菜より豆類の方が倒伏しにくい草姿になること、基肥窒素量は土壌分析の熱水抽出性窒素に応じて減らしても慣行と同等のでん粉収量が得られたことを報告しました。
農業者からは「追肥の時期はいつ頃が良いか?」、「『コナフブキ』と同じように作ると『コナヒメ』のでん粉価は下がりやすいことが分かった」などの反応がありました。「コナヒメ」栽培管理の支援は令和4年産も引き続き、土壌分析結果に応じた施肥対応などを勢雄地区で行う予定です。
技術懇談会の様子
令和3年産の振り返り