でん粉原料用ばれいしょ新品種の栽培試験ほを設置しました! (十勝東北部支所)
本別町では、ばれいしょが520ha(令和元年度)ほど作付けされており、うち約130haがでん粉原料用となっています。現在、コナフブキが主力品種ですが、徐々にジャガイモシストセンチュウに抵抗性を持つ新品種が導入され、令和4年には全面積が置き換わる予定となっています。こうした中、新品種の「コナヒメ」は、十勝管内において「コナフブキ」よりでん粉価が低いことなどによりでん粉収量の優位性が発揮されない現状にあります。そこで、疎植栽培とすることで1個重を増加させ、でん粉収量の向上を図ることを目的に栽培試験を行うこととなり、5月9日に瀧澤農場(明美地区)のほ場に試験ほを設置しました。この日は、瀧澤氏にポテトプランタで畦立てを行ってもらい、普及センター職員5名で対照品種の「コナフブキ」、新品種の「コナヒメ」並びに「コナユタカ」の種いもを手植えしていきました。植付け前の段階で、種いもに芽数や芽の勢いなどすでに品種特有の違いが見られており、そうした点も含め疎植栽培がどういう影響を及ぼすか確認していきます。
プランタで畦を立ててもらう様子 株間別(30と36cm)に種いもを手植えする様子
試験区の見取り図