日本一の枝豆生産、JA中札内村農産加工施設を視察(本所)
普及センターの職員研修として、枝豆生産日本一のJA中札内村農産加工施設を視察しました。当日は、山本組合長より27年目を迎えた今日までの苦労や取り組み経過についてお話を伺いました。
当初10年間は枝豆が売れず、理事会での「もう、やめよう」という時代もありましたが、さまざまな努力により、今では作付面積580haの大産地となっています。栽培管理を徹底すると共に収穫後の鮮度を保ったままの製造管理をしており、採れたてのおいしさを消費者に届けているとのことでした。平成23年には、道内JAでは初の北海道HACCPの認証で衛生管理も認められた後、平成28年には日本農業賞「大賞」を受賞し、「一気に売り上げが伸びた」と賞へのチャレンジと受賞の効果についても話されました。令和元年には国際規格FSSC22000の認証によりさらに信頼度も増し、現在ではヨーロッパにも輸出されているということでした。国内では、安心できる食材として学校給食でも取り扱われるなど、今日に至るまでの努力を聞かせていただきました。その後、枝豆加工の作業を見ながら、日本一の誇りを実感しました。
枝豆事業の取り組みを話されている山本組合長
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