重点活動地域にて懇談会を行いました!(十勝東部支所)
2月18日(火)に、重点活動地域である池田町大森地区にて懇談会を行いました。
今年度の振り返りとして、「つくねいもの規格内収量向上」、「堆肥施用の効果確認」、「てん菜の生産性向上」のテーマ別に、試験・調査結果を農業者に報告しました。
「つくねいも」は大森地区を含む、池田町高島地域の特産品です。ながいもよりも水分が少なく、粘りが強いのが特徴で、こぶしのような形をしています。とろろや酢の物にすると美味しく、また和菓子にも使われます。
普及センターでは、つくねいもの規格内収量を上げるため、関係機関と連携しさまざまな試験をしています。試験・調査結果を聞いた農業者からは質問が多く出され、とても有意義な時間となりました。
堆肥施用については、農業者数名のほ場で行った断面調査や農業試験場による土壌分析の結果、有機物投入の効果を見てもらいました。来年度は土壌物理性の勉強会も実施予定です。
てん菜については、平成30年度よりpHや耕盤層の改善に取り組んでおり、今年度は栽培技術・収量ともに高位平準化できたと考えています。そこで来年度は、農業者から「豆の収量・品質を安定させたい」という声を受け、取り組んでいく予定です。
令和2年度も、大森地区の農業者、関係機関、普及センターが一体となり、地域としてのレベルアップを目指します。
つくねいもの形状を説明する若林普及職員 今回は9名の農業者が参加しました