優良広葉樹保護林
○優良広葉樹保護林
所 在 地:釧路市音別町
林 小 班:82林班10小班
面 積:4.00ha
設定年度:昭和51年12月
1 設定目的
イタヤカエデ、シナノキ、アサダなど10数種の広葉樹を主体とし、トドマツが混生する樹種構成の豊富な林分を調査、観察し、将来の森林施業、山づくりの指針とするために設定しました。
2 森林の概要
アサダ、アオダモ、サワシバなど道東特有な樹種のほか、シナノキなどの広葉樹種の豊富な林分に、トドマツが混生しています。
設定時はイタヤカエデ、シナノキ、アサダなど広葉樹が全体の60%以上を占め、針葉樹ではトドマツのみ生育していましたが、現在はトドマツの材積比率が高くなっています。下層植生は陽光量が少ないため、ミヤコザサが生育していますが密度が低く、他の植生も少ない状態です。

森林のデータ
標 高 | 210~300m | 地 形 型 | 山腹下部 |
土 壌 型 | Bd型 | 地 質 | 泥岩 |
斜面方位 | 南~南東 | 傾 斜 度 | 10_~20° |
平均本数 | 640本/ha | 平均蓄積 | 488m3/ha |
平均直径 | 25cm | 平均樹高 | 16.2m |
下層植生 | フッキソウ、ミヤコザサ、ヨブスマソウ、オシダ |
3 入林時の注意事項
保護林入口看板は設置してありますが、歩道は整備されていませんので、入林の際には道路状況などについて、十勝総合振興局森林室にお問い合わせください。