針広混交原生保護林
○針広混交原生保護林
所 在 地:釧路市音別町
林 小 班:98林班49小班
面 積:4.16ha
設定年度:昭和51年12月
1 設定目的
トドマツ、エゾマツとカツラ、ハルニレなど原生に近い混交林の林分推移を調査、観察し、将来の森林施業、山づくりの指針とするために設定しました。
2 森林の概要
トドマツ、エゾマツの大径木に、ハルニレ、カツラなど樹種の多様性に富む、原始のおもむきを残す天然林です。
設定時はトドマツ、エゾマツの針葉樹とハルニレ、カツラ、イタヤカエデなど十数種の広葉樹がほぼ半々に混生していました。現在はトドマツを主体とした針葉樹が64%、カツラ、ハルニレ、シナノキなどの広葉樹が36%を占めています。下層は、ミヤコザサが疎生し、シダ類が多くなっています。

森林のデータ
標 高 | 290~400m | 地 形 型 | 中腹 |
土 壌 型 | Bd型 | 地 質 | 泥岩 |
斜面方位 | 北東 | 傾 斜 度 | 15° |
平均本数 | 565本/ha | 平均蓄積 | 433m3/ha |
平均直径 | 25cm | 平均樹高 | 14.6m |
下層植生 | フッキソウ、クルマバソウ、ジュウモンジシダ、オシダ |
3 入林時の注意事項
保護林入口看板は設置してありますが、入林の際には道路状況などの確認のため、十勝総合振興局森林室にお問い合わせください。