H28第2回北海道の管理河川の川づくりワーキング

平成28年度 第2回 北海道の管理河川の川づくりワーキング

 

   日時 平成28年9月16日(金) 9:00~13:00
   場所 居辺川、帯広川、ウツベツ川、伏古別川

 

 

 

平成28年度 第2回 北海道の管理河川の川づくりワーキング:現地見学会が、平成28年9月16日(金)に実施されました。

 

今回は、平成28年度施工箇所であるウツベツ川の高倉橋、平成29年度施工予定箇所である居辺川の東大橋上流、帯広川の伏古橋下流、伏古別川の最下流部を見学し、帯広建設管理部事業課より施工内容等について説明をしました。

バスでの移動中や現地見学中に施工内容や環境対策などについてメンバーの方からご意見をいただきました。

 注意)資料や議事内容については、事務局にて一部要約しています。

 

 

 

北海道の管理河川の川づくりワーキングのメンバー(今回の欠席者を含む)

 

団体名

氏名 

一般財団法人 十勝エコロジーパーク財団  古川 耕一、神 弘 
NPO法人 十勝多自然ネット 河合 将弘
NPO法人 日本野鳥の会十勝支部 室瀬 秋宏
帯広ウチダザリガニ・バスターズ 鏡 坦 
帯広川伏古地区子どもの水辺協議会 関川 三男
川と河畔林を考える会 高倉 裕一
地球環境を守る十勝連絡会 平譯 正勝
十勝川水系の生態系再生実行委員会 石垣 章
十勝川中流部市民協働会議 紅葉 克也
十勝川のシシャモを守る会 和田 宏樹、越谷 光裕
帯広建設管理部 事業課 山本 文昭

 

 

 

 

 

 

 

見学箇所
 1.居辺川 東大橋と清進橋の間(12号床固工予定箇所)
 2.帯広川 伏古橋下流
 3.ウツベツ川 高倉橋
 4.伏古別川 最下流部

 

メンバーから出された主な意見等

【居辺川のニホンザリガニ対策について】
・二ホンザリガニを引っ越しさせた箇所は、専門家が入っていても3年後にはほぼいなくなっている。いるところに引っ越しさせてもキャパシティがあり、元の数に減ってしまう。また、いないところで良さそうなところは、かつていたが棲めなくなったと考えた方が良い。

【居辺川12号床固工予定箇所について】
・側岸から砂利の供給がある。スリットで上下流連続していると良い。モニタリングしながらワーキングで検討していきたい。底版までの帯工の形でも良いので、2~3基同時に施工できると良い。
・野鳥には巣作りの場所とヒナのための餌の量が重要。ヤマセミのためには、巣穴を掘れる斜面と川の中に魚がたくさんいることが大事。低々水路は大きな増水が来ると流されてしまう。
・サクラマスに関して、12号床固工予定箇所付近はいい環境である。ただ、流域は非常に狭いので、多数いる可能性は小さい。産卵床調査は、上流の落差工を起点に1km程度を見て回れば十分かと思う。

【帯広川・ウツベツ川について】
・帯広川やウツベツ川では、低々水路を掘削するのではなく、フラットに掘削して両側に突起を設置することで、適度な攪乱がもたらされ、樹林化抑制もできるのではないか。突起については、現況改修の際に発生する既設のブロックをネット詰めにして左右に配置すると良い。ネット詰めのメリットとしては、以下のことがある。
1.古いブロックが廃棄物とならないこと。
2.ネットで囲むことにより、多孔質空間を確保するとともに、ウチダザリガニの生息を抑制できること。

【伏古別川最下流部について】
・河道を広げて水を溜めるポケットを広くしても、限界がある。ある程度の金額がかかっても、排水機場をつくった方が安上がりだと思う。
•中途半端な工事ではダメで、がっちりとやってほしい。
 

 現地見学の様子

居辺川

20160916WG1.jpg

帯広川(中流工区)

20160916WG2.jpg

帯広川(ウツベツ川工区)

20160916WG3.jpg

伏古別川

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