廃棄物対策

廃棄物対策について

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1 はじめに

 北海道の恵まれた自然や美しい風景を次世代に引く継ぐためには、廃棄物の発生・排出の抑制を進めるため循環型社会の形成を一層加速させる必要があります。
 このため、道では平成20年(2008年)10月に策定した「北海道循環型社会形成の推進に関する条例」に基づき「北海道循環型社会形成推進基本計画」を平成22年(2010年)に策定し、「3Rの推進」、「廃棄物の適正処理の推進」、「バイオマスの利活用の推進」、「リサイクル関連産業を中心とした循環型社会ビジネスの振興」を柱とした各種施策を推進しており、さらに廃棄物の排出抑制、循環的利用及び適正処理について取り組みを進めています。

2 廃棄物の種類

 廃棄物は、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2つに大きく分けられます。「産業廃棄物」は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法で定められた20種類と輸入された廃棄物をいい、その処理責任は排出事業者に課せられています。「産業廃棄物」以外の廃棄物を「一般廃棄物」といい、その処理は市町村の責務となっています(事業系の一般廃棄物については、事業者にも処理責任があります)。
 さらには、爆発性、毒性、感染性などの人の健康又は生活環境に係る被害を及ぼすおそれのある性状を有するものは「特別管理産業廃棄物」、「特別管理一般廃棄物」と区分されます。

3 本道及び十勝総合振興局管内の廃棄物の現状

(1) 一般廃棄物(し尿を除く)

 本道における令和元年度のごみ総排出量は185万トンとなっております。1人1日当たり排出量では960gであり、全国平均の918gを上回っています。また、リサイクル率は23.2%で、全国平均の19.6%を約4%上回っています。
 一方、十勝総合振興局内における令和元年度のごみ総排出量は11万トンで、1人1日当たり排出量は883gとなっており、リサイクル率は24.9%となっています。これは、地域住民のごみ排出抑制や減量化・リサイクル運動等に対する意識が高いことによるものと思われます。

(2) 産業廃棄物

 本道における平成30年度の産業廃棄物の発生量は4,070万トンで、その内有価物(発生量のうち中間処理されることなく他者に有償で売却された量)を除いた排出量は3,917万トンで平成29年度から発生量は15万トン、有価物を除く排出量は8万トン増加しています。
 一方、十勝総合振興局内における平成30年度業廃棄物の発生量は720万トンで排出量は713万トンで平成29年度から発生量は5万トン、排出量は4万トン増加しています。排出量を業種別・種類別に見ると、平成30年度は管内の産業構造を反映して畜産農業から排出される動物のふん尿が608万トンと全体の85%を占めています。

4 廃棄物の不法投棄や違法焼却はやめましょう

 廃棄物をみだりに投棄したり、法令定める方法によらないで焼却した場合、5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金(法人に対する罰金は3億円以下)が課せられることがあります。
さらには、投棄した廃棄物の回収を命じられたり原状回復に要した費用を請求されることもあります。
 廃棄物の処理方法が分からないときはみだりに捨てたり焼いたりせず、振興局やお住まいの町村役場にご相談ください。

○ 不法投棄や違法焼却を発見・目撃した場合は

(1) 日時・場所(住所、目印となる建物や路線名など)を確認してください

(2) 可能な範囲で、その廃棄物はないか、量はどれくらいか、どう処理されているのかを確認してください

(3) その場に行為者がいる場合は、可能な範囲で行為者に関する情報を確認してください

(4) 産廃110番(フリーダイヤル0120-538124)、振興局、市町村役場、もよりの警察署に(1),(2),(3)で確認した事項をご連絡ください

5 とかち不法投棄やめさせ隊隊員募集

十勝の豊かな自然環境を、悪質な不法投棄から守る『とかち不法投棄やめさせ隊』を募集しています。

6 産業廃棄物処理業許可申請等について

 廃棄物処理法に基づく産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業、産業廃棄物処理施設設置、
一般廃棄物処理施設設置に係る許可業務、自動車リサイクル法に基づく解体業・破砕業に係る許可業務、フロン類回収業登録業務等を行っています。
 新たに申請されたい方、すでに許可をお持ちで数ヶ月以内に更新期限を迎える方、許可を受けている内容に変更が生じる方などは、お早めに当課にて手続きをされるようお願いいたします。また、申請にあたり不明な点などがありましたら、ご相談ください。

なお、各種様式はこちら(循環型社会推進課)からダウンロードできます。

 

 

7 PCB廃棄物についてはこちら

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