自殺対策について
自殺の現状
わが国の自殺者数は自殺対策が総合的に推進された結果、3万人台から2万人台へと減少していましたが、令和2年は11年ぶりに増加に転じて2万1081人となり、令和3年は減少し2万1007人、令和4年は2万1881人と前年より約4%増加しており、依然として予断を許さない状況です。十勝管内でも、令和2年、令和4年の人口に対して自殺で亡くなる方は、全国・全道よりも多い傾向にあります。
自殺対策とは
自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労・生活困窮・育児や介護疲れ、いじめや孤立など、様々な社会的要因があることが知られています。このため、自殺対策は保健・医療・福祉・教育・労働他、様々な機関が有機的な連携を図り、「生きることの包括的な支援」を推進していくことが必要です。
帯広保健所の取り組み
○精神保健に関する個別の相談に応じています。(こころの健康相談)
○自死遺族の会を開始しています。(そよ風の会)
○多分野の関係機関との会議を開催し、課題の共有や取り組みについて検討しています。