畑作物への栽培に「メタン発酵消化液」を活用してみませんか?

散布の様子(サムネ用).jpg

メタン発酵消化液とは

 メタン発酵消化液(以下、消化液)とは、家畜排せつ物などをバイオガスプラントの発酵槽で発酵させ、メタンガスを取り出した後に残る液体であり、窒素やカリなどの肥料成分を含むことから、多くの実証試験や研究において液肥としての効果が報告されています。

 十勝総合振興局では、十勝管内における消化液の活用促進に向けて、十勝農業試験場や十勝農業協同組合連合会、帯広畜産大学などの関係機関と連携し、令和5年6月より「消化液の有効活用に係る検討会」を立ち上げ、各種実証試験や調査を実施しました。

 

消化液の散布試験・化学肥料と消化液のコスト比較(てん菜・でん粉用馬鈴しょ)

 十勝管内においても、消化液の肥効や作物が問題なく生育できるかを確認するため、十勝農業試験場において、てん菜とでん粉原料用馬鈴しょ(コナヒメ)の実証試験を行いました。実証試験では、収量や糖量、でん粉価のほか、土壌硬度への影響についても分析されています

また、試験結果や複数JAへの聞き取り結果をもとに、普段の施肥量や成分量、散布する消化液の情報を入力するだけで化学肥料の一部を消化液に置き換えた際のコストを比較できるシミュレーター(Excel)(※下記リンク)を作成しましたので、ぜひ、計算だけでもお試しください!

てん菜はコチラ

でん粉原料用馬鈴しょはコチラ

消化液・化学肥料のコスト比較シート(シミュレーター)はコチラ

普段、使用している化学肥料の情報(施肥量や成分含有量など)と散布する消化液の情報(散布料金や肥料成分含率など)を入力するだけで、化学肥料の一部を消化液に置き換えた際の肥料コストを比較できるシミュレーター(Excel)を作成しました。
 消化液の導入にあたっては、新たに施肥設計が必要ですが、化学肥料から消化液に置き換えた場合に施肥コストを削減できる場合がありますので、ぜひ、本シミュレーターを経営判断の指標としてご活用ください(黄色セルの入力のみで算出できます!)

消化液・化学肥料のコスト比較シート.png例)BB肥料と化学肥料とのコスト比較シート(単肥用の計算シートもございます)

消化液・化学肥料のコスト比較シート(令和8年3月31日作成) (XLSX 51.3KB) 

バイオガスプラントの運営における優良事例

 十勝管内にはバイオガスプラントが58基(令和7年3月末時点)稼働しています。メタン発酵消化液は、遠くのほ場へ散布する際の輸送コストが課題ですが、中間貯留槽(シートラグーン)を活用して運搬を効率化したバイオガスプラントへ取材させていただきました。

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