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最終更新日:2006年2月18日(土)


航空宇宙に関する取組


 

スペースシャトル航空宇宙に関する取組

人工衛星と地球

1 北海道の取組
 北海道の航空宇宙に関する取組については、第3次北海道長期総合計画に基づき、航空宇宙関連施設などの誘致に取り組んでおり、国等関係機関へ、実験・研究などの実施やプロジェクト研究などの実施などについて要請活動を行ってきました。
 また、ハイブリッドロケット研究、超小型人工衛星研究、リモートセンシングや宇宙医学研究等宇宙に関わる道内の研究資源をネットワーク化し、研究活動の推進を図り、宇宙関連技術を社会に還元することを目的として産学官連携のもとに設立された、北海道宇宙科学技術創成センターの活動を支援しています。
2 十勝圏での取組
(1)十勝圏航空宇宙産業基地構想研究会
 十勝圏航空宇宙産業基地構想研究会は、フライトセンターを中心とする航空宇宙産業基地の実現を目指して、昭和61年に設立されました。同研究会は、十勝管内の市町村長、市町村議会の代表者、各種団体の長等により組織されており、北海道、十勝圏の果たすべき役割などについての理解と啓蒙を図るため、講演会やシンポジウムの開催、航空宇宙関連のイベントへの出展、十勝管内の子供たちを対象とした宇宙体験学習などを実施しているほか、関係機関への要請・陳情・宇宙開発の最前線の視察調査などの活動を行っています。
(2) 大樹町での取組
 大樹町は、昭和61年に大樹町航空宇宙産業基地研究委員会を設立し、積極的に航空宇宙産業基地誘致のための活動を行ってきました。広大なスペースを有する大樹町は航空宇宙関連実験場として優位性を保持しており、文部省(現 文部科学省)宇宙科学研究所は、平成4年にグライディングパラシュートによる回収基礎実験、平成5年に小型ロケットによる超高速パラシュート実験を実施しています。
 平成7年、全長1キロ、全幅60メートルの転圧滑走路を有する多目的航空公園(敷地面積47ヘクタール)を造成し、平成10年には、滑走路を全長1キロ、幅員30メートルにわたって舗装しました。独立行政法人航空宇宙技術研究所は、多目的航空公園において無人宇宙往還機HOPEの航法系の試験等に取り組んでいます。
 また、成層圏プラットフォームプロジェクト関連の実験が、航空宇宙技術研究所及び通信・放送機構により実施されており、平成14年8月下旬から9月上旬まで25メートル級飛行船飛行制御基礎試験が行われました。平成16年度には60メートル級飛行船による定点滞空飛行試験が行われる予定です。
基礎試験の状況
 成層圏プラットフォーム飛行船の制御に関する基礎試験 (航空宇宙技術研究所 提供)
(3) 陸別町での取組
 陸別町には一般公開型天文台では日本最大級の115センチ反射望遠鏡(人工衛星を追尾する能力を有する)をはじめ、30センチクラスの小型望遠鏡4基、4連太陽望遠鏡を備えるりくべつ宇宙地球科学館(愛称:銀河の森天文台)があります。
 また、陸別は世界の観測網・成層圏変動観測網計画(NDSC)における北半球11ポイントの1つで、その中でもアジアの拠点と位置付けられており、観測されたデータはアメリカNASAに集結され、分析された情報は世界に発信されています。
 科学館の総合観測室では、名古屋大学太陽地球環境研究所と国立環境研究所などが、陸別町の晴天率の高さ(夜間星空を観測できた日の率が平成11年度63.7%)を活用した成層圏・対流圏の大気やオーロラ等の観測研究のほか、航空宇宙技術研究所による「超音速航空機エンジンからの排気NOによるオゾンの破壊や生成への影響についての研究」等が実施されています。
りくべつ宇宙地球科学館
 りくべつ宇宙地球科学館

3  十勝における航空宇宙実験の概要

(1) 無人宇宙往還機HOPE関連実験
 H-ⅡAロケットで打ち上げられ、地上に水平着陸する無人宇宙往還機HOPE(H-Ⅱ Oribiting Plane)開発の関連実験が、航空宇宙技術研究所などにより大樹町多目的航空公園で実施されており、引き続き実施される予定です。

(2) 成層圏プラットフォーム関連実験
 成層圏プラットフォームは、地上20㎞の成層圏に滞空し、地球観測、災害監視や通信・放送に使用される250メートル級の無人飛行船のネットワークとして構想されています。
 成層圏プラットフォームの実現に向けて、平成16年度に定点滞空飛行試験が行われる予定です。引き続いて技術実証試験や実用機開発の構想があります。

(3)その他
 ハイブリッドロケット(固体燃料と液体酸化剤を組み合わせたロケット。液体、固体の各ロケットより安全性が高く、低公害、低コストという特徴がある)の実験が、大樹町多目的航空公園で予定されています。
 また、陸別町のりくべつ宇宙地球科学館の総合観測室における観測・研究も引き続き実施される予定です。
無人宇宙往還機HOPE
 無人宇宙往還機HOPE (宇宙開発事業団 提供)