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ホーム > 産業振興部 > 農務課 >  グリーン人(平林英明さん)


最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
平林英明
帯広市 ランチョ・エルパソ

ランチョ・エルパソ オーナー

平林 英明 さん

Hirabayashi     Hideaki

帯広市出身。
27歳の時レストラン「ランチョ・エルパソ」をオープン。
平成17年ごろよりエルパソ牧場を始め豚の飼育を始める。

豚さん 放牧 ぶたさん 内観

 帯広の老舗レストラン「ランチョ・エルパソ」。オーナーの平林英明さんは20年以上にわたり自家製のソーセージやハムを作り続けています。地元民であれば誰でも知っているこだわりのソーセージですが、平林さんが追い求めているのは「美味しさ」だけではありませんでした。
 平林さんは現在、帯広市拓成に26ヘクタールの牧場を持ち、そこで豚の飼育繁殖をしています。しかも豚舎で飼うという方法ではなく、放牧というスタイル。ここで育てた豚がレストランのメニューはもちろん、ソーセージやハムの原料となっています。
長年シェフとして腕を磨き、美味しいものを提供しようと考え続けてきた平林さん。豚を自らが育てるきっかけとなったのは、ある時厨房で「この豚は、どこから来ているんだろうか?」と思ったことでした。
料理人として美味しい物をお客さんに提供したい、その思いが強くなれば原料にこだわるのは当然のことなのかもしれません。しかし平林さんの場合は、それに加えて「食の安心、安全」、さらに言ってしまうと「豚が幸せに暮らしているかどうか」にまで考えをめぐらせています。
「ぶっち~。ぶっち~」と牧場の中に響く平林さんの声。牧場の中で豚とふれあう平林さんは本当に楽しそう。豚は自然の中に、ほぼ放し飼いの状態で飼育されています。それはまるで豚のワンダーランド。林の繁みや、冬になればマイナス20度の寒さもなんのその。牧場の中では豚が自由に歩き回り、のびのびと遊び暮らし、与えられるエサ以外に森の木の実や土を食べ、豚たちは健康的にたくましく育ちます。
エルパソ牧場で出荷される豚は、通常の流通規格約120キロをはるかに超える180キロ。飼育期間が短ければそれだけ時間やエサ代の節約することにもなるけれど、肉を美味しく熟成させるために飼育期間を長くとります。しっかりとした肉の旨みと、ほどよい脂肪ののり。これがエルパソ牧場の「顔の見える」最高の食材です。
「風土がFOOD(フード)を作る」というスローガンを掲げ、豚肉以外にも地場産の小麦を使った発泡酒を作りお店で提供するなど、食について興味は膨らみ続ける平林さん。「今度はね、こんなことをやってみたいんだ」と語る平林さんには、まだまだ休む暇はなさそうです。