スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 産業振興部 > 農務課 >  グリーン人(山田富江さん)


最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
山田富江さん
本別町 豆ではりきる母さんの会

山田 富江 さん

Yamada       Tomie

京都市出身。
北海道に憧れを抱き、本別町の農家に嫁いで35年。
活動12年目を迎える「豆ではりきる母さんの会」の代表として24名のメンバーを引率する。
3人の息子もそれぞれ独立し、現在は夫とふたり暮らし。

釜 ゆでる 味噌 ドレッシング

 白い湯気が立ち込める豆腐製造所に、お母さんたちの明るい話声が響き渡る。地元・本別町の豆を使った製品を豆腐、味噌、菓子の3部門で作り続けている「豆ではりきる母さんの会」。農協女性部の有志で結成されていた各部門のチームが連携し、2000年、ひとつの会としての運営がスタートした。代表の山田さんは豆腐部門の担当。毎週木曜、早い時には4時半から始まる製造に携わり、1丁600グラムほどある大きめの豆腐を1日に120丁、厚みがあり絶品と評される油揚げ2釜分(約300枚)を生産。手塩にかけて作るこれらの豆腐製品は、年間会員登録をしている町内の会員のもとに届けるほか、札幌市内の飲食店に卸したり、5~10月まで毎月一回、同じく札幌の道庁(赤レンガ)前で行われる「北のめぐみ愛食フェア」にも出品。価格が少々高めでも、たまには本物のおいしさを味わおうと考えている購買層に人気を得ている。機械化をしない手作業での製法はコストもかかり、なかなか販売価格を落とすことはできない。生ものならではの運搬の悩みもあるが、持ち前の明るさと前向きさがすべてを解決。笑い声の絶えない雰囲気が、会を支えている。
 そんな山田さんが以前から興味を持っていた「グリーン・ツーリズム」。規定が厳しいのでは、と参加を諦めかけていた2010年、簡易宿泊なら自宅でも受け入れが可能と知り、初めて、宿泊場所として提供した。訪れたのは大阪の高校生4名。自身が京都出身で関西弁ということもあり、お互いに親近感を持ち、楽しい時間を過ごした。自家栽培の新鮮な野菜を使ってカレーライスを作ったり、豆腐づくりの体験をしてもらったり。1泊2日の短い時間だったか、都会では味わえない風景や経験を提供することが、自分の喜びにもなった。「これからも機会があれば、ぜひ、わが家に泊まってほしい」。太陽のように明るい山田さんの笑顔に会いに来る人は、今後もますます増えそうだ。