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最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
長崎勉さん
幕別町 百姓(笑)庵

長崎 勉 さん

Nagasaki   Tsutomu

幕別町駒畠地区生まれの62歳。
駒畠地区で農業を営みながら蕎麦屋を続けて12年目となる。
幕別町のグリーン・ツーリズム研究会を友人らと立ち上げ、現在でもグリーン・ツーリズムの実現に向け尽力しています。

内観 コメント ポテト おそば 看板

 帯広駅から車で約45分の幕別町駒畠地区にある、小さな蕎麦屋「百姓(笑)庵」。店主の長崎勉さんは、昔から畑作農業を営んできました。長崎さんはこの駒畠地区では珍しく蕎麦も栽培し、自ら育てた蕎麦を10年以上に渡って多くのお客さんへ振舞ってきました。
 それまで農業しかしていなかった長崎さんは平成7年、農業の研究をするためグリーン・ツーリズム研究会を立ち上げます。翌年、農家仲間4人とグリーン・ツーリズムの視察のため欧州へ訪れた頃から、「ただ農家をやるだけでは面白くない」、「何かやりたい」という想いが生まれていました。その想いは平成11年、農協から届いた1枚のFAXをきっかけに動き出しました。そこに書かれていたのは、元気づくり事業の一環として何かやりたい人に補助金が付くという内容。長崎さんは「自分は蕎麦打ちが好きだし、蕎麦は昔から日本で愛されてきた。」というところから、「お蕎麦屋をやってみよう!」と決意します。
 元々長崎さんは、今から15、6年前から蕎麦打ちの会に参加し、ひとつの趣味として蕎麦打ちを続け、友人達に自分の打った蕎麦を振舞っていました。自分の打った蕎麦を食べ、おいしいと言ってもらえることが嬉しくて、黙々と試行錯誤を重ねながら蕎麦打ちの技術を磨いていったと言います。そして平成12年。百姓(笑)庵がスタート。農業との両立という中、長崎さんは「百姓(笑)庵はお客さんとの約束」という気持ちで土日だけでも時間を作り、蕎麦を打ってきました。また、地元駒畠の湧き水や野菜へのこだわり、お客さんの目の前で自分が育て収穫した蕎麦粉を使って打つという珍しさから、開業当時からの人気は長崎さん自身が驚くほどでした。長崎さんは、自分で育てた蕎麦を食べてもらうということを通して、人が作ったものに対する「ごちそうさま」の一言の大切さや、おいしいものに対する価値というものを知ることができたそうです。また、長崎さんは次の若い世代に対しても、自らの意思や行動を何らかの形で継いでいってほしいと期待しています。
 最後に、長崎さんの楽しみを尋ねると「今でも、お蕎麦を食べたお客さんが『美味しかった!』『ごちそうさま!』と言ってくれるのがとっても嬉しくて「またおいしいお蕎麦を打とう!」という気持ちになるんだよね。」と目を輝かせて話してくれました。