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最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
野島利美さん
中札内村 野島さんち

ファームレストラン 野島さんち 代表

野島 利美 さん

Nojima      Toshimi

中札内村に入植後、四代目。
キャベツやビートをを中心とした畑作を行っています。
2005年、道の駅「なかさつない」リニューアルに伴い加工食品を発案、製造。
2010年、ファームレストラン「野島さんち」を開店。

キャベツ じゃがいも ケーキセット ドリア

帯広空港の程近く、広大な耕作地の中に「野島さんち」はあります。大々的な宣伝活動はしておらず、看板も最寄の幹線道路にひとつだけ。なんだか商売っ気の感じられない野島さんちですが、ランチタイムをとうに過ぎた店内にも何組かのお客様の姿。やわらかい日差しに誘われて、窓の外に目をやると、一面に広がる作物の実った畑。気持ちのよい景色。人々を惹きつけるのはこのロケーションなのか、はたまたまだ知らぬ何かなのか。

野島さんちを営んでいるのは野島利美さん。中札内でキャベツやじゃがいもを中心に畑を作っている、農家さんの四代目です。学校を卒業後、家業である畑作を手伝い始め、現在に至っています。おいしい野菜をたゆむことなく作り続けてきた野島さん。ファームレストランを始めたきっかけは「思いつき」と言って、にっこりと笑います。

「最初はただ、僕らがいつも食べている新鮮な野菜の味をみんなにも知ってもらいたい、という思いだったんですよね。それがいつの間にか、食べた人の反応を直に知りたくなって。そうだ! ファームレストランを始めて直接食べてもらおう、って」。思いつきから始まった素敵な夢は、どんどんとふくらんで大きな計画に発展。こうして、2010年、ファームレストラン「野島さんち」は誕生しました。

とはいえ、レストランで提供する料理を作ることや接客も未経験。飲食業のノウハウなどは全く無かったという野島さん。しかし、大変と思ったことは一度も無いと振り返ります。「すべてが初めてづくしなんでね。立ち止まることがあっても、こういうもんかなぁって乗り越えちゃうんですよ。それに、家族の協力がありましたからね」。野島さんの言うとおり、奥さんと娘の早希さんはよき理解者。「今では、娘が中心になって、メニューをどんどん開発していて、私なんか完成段階で知ることもあるんですよ」。困ったような口調で語る野島さんですが、頼もしい存在を語るその顔は、とっても嬉しそうです。

メニューにある、ポークジンジャーや五目御飯のドリアなどは、どれも美味。週替わりプレートもあって、また行きたい! と思わせる工夫もしっかり。「何度も足を運んでもらいたいですからね。美味しいものを提供するのはもちろんのこと、接客でも満足していただけたら…」。そう語る野島さんちのスタッフのみなさんは、笑顔が印象的。ロケーション、お料理はもちろん、お客様を惹きつける魅力はここにあるのかもしれません。「自分はレストランを始めることで、色々な人とかかわることができる人生を選びました。まだ店を始めたばかりで積極的に情報を発信するには至っていません。だからこそ、うちを見つけて来てくださる方、ひとりひとりを大切にしていきたいんです」。野島さんの晴れやかな顔の奥には、穏やかだけれど確かな思いがありました。