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ホーム > 産業振興部 > 農務課 >  グリーン人(宮嶋望さん)


最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
宮嶋望さん
新得町 共働学舎

農業組合法人 共働学舎 新得農場 代表
新得農村ホリデー研究会 代表

宮嶋 望 さん

Miyajima   Nozomu

東京生まれ。
1978年に新得町で農場を開く。
牛5頭からスタートしチーズ作りを始めた。
数々の悩みを抱える人々と共に、約40ヘクタールの土地で70名ほどが働き暮らしている。
チーズは世界でも認められ数々の賞を受賞。
環境や人と共存しながら価値のあるもの作りを続けている。

チーズ 牛 チョウチョ

 十勝の西の玄関口新得町。かつて町の育成牧場として使われていた牛乳山が共働学舎の牧場です。牛飼いからチーズ作りまですべてここで行われています。飼われているのはホルスタインとブラウンスイス牛。共働学舎新得農場を始めた宮嶋さんが大切にしているのは、牛の飼い方、そしてチーズの作り方。自分たちで価値を創造し発信していくこと。それは宮嶋さんがこの土地で生きていきながら身に付けてきたもののようです。
 水道や電気をひき、自力で建てた牛舎や住宅。そこで牛乳を搾っていた3年間。その後農業者と認められ牛乳を出荷できるようになったのも束の間。世の中は牛乳が余っている時代で経営は不安定な状態でした。さらに、悩みを抱える人々は次々にやってきます。「金も土地もない。機械化もできない。じゃあ付加価値を求める方向に行くしかない」。そして、一緒に働く仲間たちのことを考えた末に熟成期間の長いチーズをつくることを決意します。本物のチーズを目指して行ったフランス。その視察のテーマは、ナチュラルチーズ、有機農業、グリーン・ツーリズムでした。その時に知りあったチーズ作りの権威ジャン・ユベール氏に教えを乞い、牛乳を傷めずに自然流下式でチーズが作れるよう建物を工夫しました。放牧地でのびのびと生きる牛たちから搾られる牛乳、機械を最小限に減らし手作業によって作られたチーズ。更に地下の熟成庫には札幌軟石を使い適度な湿度、気温が保たれています。
 「自然の仕組みと一緒に生きる。それは動物も人間も、微生物も同じ」と宮嶋さんは考えています。生き物として本来持っている自然の力に耳を傾けて工夫を重ねる。その積み重ねで共働学舎は歩んできました。5頭からスタートし、野菜作り、農産物の加工、農クラフトを通し、自分たちの生きる道を模索し続けています。