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ホーム > 産業振興部 > 農務課 >  グリーン人(廣瀬文彦さん)


最終更新日:2012年12月26日(水)

十勝グリーンツーリズム
廣瀬文彦さん
帯広市 広瀬牧場

リバティヒル広瀬牧場 ウエモンズハート 代表
酪農教育ファーム北海道推進委員会 委員長

廣瀬 文彦 さん

Hirose      Fumihiko

北海道の開拓から数えて4代目の酪農家。
「跡継ぎ」という葛藤から抜け出し己のスタイルを確立し現在に至る。
平成3年には見学施設を作り平成11年にジェラート等の乳加工品を販売する「ウエモンズハート」をオープン。
学校や各自治体と繋がりながら、情報発信を続けている。

アイス 牛 アイス

 「365日、自分が酪農家として働けるかどうか。その覚悟もなかったし、何より自分に自信がなかったんだな」。そう話してくれたのは、帯広市の西ノ端、帯広の森からほど近い場所で酪農業を営む廣瀬文彦さん。森に囲まれた「ウエモンズハート」は、そのジェラートやソフトクリームの美味しさが評判を呼び夏には大勢の観光客で賑わっています。その背景には、牧場の跡継ぎとして育った廣瀬さんが酪農家として目覚めるまでの様々な紆余曲折がありました。
 幼い頃から続く家の手伝いは酪農を営む家に生まれた自分の宿命。いつか自分が跡を継ぐと感じていながらも、それを少しずつ先延ばしにしていたのだという廣瀬さん。高校、短大へと進み、研修生として海外に行くために札幌で実習をつんでいた矢先、父親から「帰ってこい」と言われ帯広に戻ってきました。いつかはやらなければと思っていた仕事でしたが、20代初めの廣瀬さんにはプライベートもままならない、苦痛のような毎日。居場所がなく感じていた日々を変えてくれたのは、現在の奥さんである真由美さんの一言でした。「今家を出たら一生後悔するよって言われてさ。その時に、オレはただふてくされてただけなんだって気付いたんだよね。自分の牧場作りをしよう。廣瀬文彦の牧場にすればいいんだって思いました」。そう決意した後は何でも言われる前に行動し、素直に仕事を楽しめるようになったそうです。24時間365日の酪農の仕事の仕組みを変えるべく、フリーストール式の搾乳施設にし見学スペースも設けました。見学者は年々増え、その中で一般消費者が牛や牛乳、酪農について知っていることは、ほんのわずかだとう言う事実に気付きました。そのことに衝撃を受けた廣瀬さんは、積極的に見学の受け入れや各自治体活動等に参加し、情報を伝えていくということを始めました。そうした中から、牛乳を飲んでみたいという話を聞き乳製品を作り、平成11年にウエモンズハートをオープン。牛舎のすぐ横に建てることで匂いの問題などお客さんの反応が心配でしたが、幸い北海道には同じように営業している店が数件ありました。酪農があってこの仕事がある。だからありのままでいい。そう決意し開店。今では多くの人で賑わう牧場になりました。
「明日、明日と常に夢を持っていたいね」。「廣瀬文彦の牧場」はまだ進化の途中のようです。