令和6年1月30日、十勝農業改良普及センターにおいて十勝中部地区指導農業士・農業士会(会員68名)の冬期研修会が開催され、関係機関あわせて30名が参加しました。
今回の研修会では、昨年の高温猛暑をはじめとして、大変憂慮する近年の気象状況を踏まえ「十勝地方の気象と農業現場に役立つ気象データ」と題して、帯広測候所の吉田統括予報官から講演いただきました。
明治25年開所の帯広測候所の成り立ちから、今現在に至る位置づけと役割の紹介を皮切りに、十勝地方の近年の気象について情報提供がありました。
管内全市町村の過去10年間の日最高気温、日最低気温、時間降水量、日降水量、月降水量からは、近年の気象変化がハッキリわかりました。さらに農業と密接に関わる気象情報の種類や見方について説明があり、農作物の生育や日々の適期作業に欠かせない農業気象について、情報の入手方法や活用の幅を広げる貴重な機会となりました。
毎年が異常気象と云われる近年ですが、「会員同士の一層の情報交流でお互いに切磋琢磨しあおう!」と、研修会を締めくくりました。
普及センターは、今後も会の運営と活動を支援していきます。
写真1_講師の帯広測候所 吉田統括予報官
写真2_研修会の様子