てんさいの現地研修会を開催(十勝西部支所)
当支所の重点的普及活動の一環として、10月2日に鹿追町内の実証ほで、てんさいの現地研修会を開催しました。当日は重点的活動地域の中瓜幕地域と、同地域に隣接する東瓜幕地域の農業者、ホクレン西部原料所、農協(合計8名)参加のもと、八木専門主任から実証ほのこれまでの生育調査結果などを解説した後、同じほ場で栽培した移植てんさいと直播てんさいの生育や根部の肥大状況を観察しました。
当地域では、規模拡大に伴う省力化技術として、てんさいの直播栽培への関心が高まる一方、安定的な所得の確保に対する懸念もあることから、今年度の活動では、農業者の皆さんがてんさい直播栽培を導入する際の経営合理性を把握するための取組みを進めています。今後は、実証ほの収量・糖分データに加え、春期に中瓜幕地域の農業者が行った、移植栽培体系における労働時間や生産コストのデータを整理し、ゆとりと所得の確保が両立できる営農に向けて地域の農業者と共に検討を進めていきます。
農業者の皆さんによる収穫物調査 八木専門主任による生育経過の解説