「地域の話題」 本別町で口蹄疫防疫訓練が行われました!(十勝東北部支所)

本別町で口蹄疫防疫訓練が行われました! (十勝東北部支所)


 本別町は平成12年に北海道内で初めて口蹄疫が発生し、甚大な被害を受けた自治体です。

この経験を踏まえて、去る11月29日に口蹄疫防疫訓練が行われました。

 はじめに、十勝家畜保健衛生所より口蹄疫の概要や発生時の対応の流れについて説明を受けた後、宮崎県で口蹄疫が発生した際の現場対応や、車両消毒を行う際の注意点をまとめた映像を視聴しました。生々しい映像を見た参加者たちは、あらためて口蹄疫の恐ろしさを再確認したようです。

 講習後、口蹄疫の発生を想定した図上訓練が行われました。発生時には家畜伝染病予防法により、発生農場を中心に半径1km・10km・20km圏内は制限区域となり、ぞれぞれの境界付近に消毒ポイントを設置して車両などの消毒を行わなければなりません。消毒ポイントの設置箇所・人員配置・制限区域内の農家戸数など、決定・確認すべきことは多岐にわたります。「消毒薬の数は足りるのか?」「隣接する自治体とどのように連携をとるべきか?「消毒ポイントの設置箇所周辺に水の供給はあるのか?トイレは?作業員の集合場所は?」など活発な議論が交わされました。

 訓練後には、平成12年に現場での対応を経験した普及センターの小出係長より、「実際の現場対応では、想定外のトラブルが発生することがあるので、過去の事例をしっかりと学んで平時から備えることが重要」と当時のひっ迫した体験をもとに講演が行われました。

 今回の訓練を活かして万が一の時には迅速に対応するとともに、平時より疾病を発生させない農場づくりを指導していくことを参加者同士で確認しました。

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                            写真1:図上訓練の様子                                           写真2:小出係長による講演の様子
 






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