「地域の話題」池田町大森重点地区で現地研修会を開催 (十勝東部支所)

池田町大森重点地区で『土壌物理性を学ぶ』現地研修会を開催 (十勝東部支所)


 東部支所地域第一係重点地区の池田町大森は、利別川流域の粘質土壌が多く、大雨後の耐水で作物が影響を受けるなど、土壌物理性の改善が課題となっていました。
 そこで今年度の取り組みの一つとして、十勝農試生産環境グループの笛木主査らの支援を受け、8月23日に30年産秋まき小麦跡ほ場で土壌断面調査を行いました。重点地区若手農業者Yさんの30年産小麦ほ場では、「堆肥を10年以上連用した」区と「2年のみ堆肥投入した」区があり、小麦の粗原収量では連用区が約2割上回るという結果が得られていました。
 本研修に参加した重点地区農業者は、石倉研究職員より「穴掘り」テクニックを直伝?されるとともに、両区の断面の土の硬さや根張りの状態を目で見て比較することができました。笛木主査からも「良い畑!」とお墨付きを頂いたYさんほ場ですが、今後分析予定の三相分布調査結果についても冬期の重点地区研修会で報告し、有機物投入の効果や物理性改善の具体策についても改めて皆で考えたいと思っています。


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        30年産小麦収量調査結果について説明する         初めての断面調査にチャレンジする
             佐々木専門普及指導員(左)                   若林普及職員(手前)
  



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